今回のコピー機相談室は家庭用コピー機と業務用コピー機の違いについてだよ
本体や消耗品のコストはもちろん、使える用紙サイズや耐久性の違いまで家庭用と業務用コピー機を徹底比較!
家庭用は安いみたいけど、オフィスでもちゃんと使えるのかな?そんな疑問を解消しちゃいます!。
あと、今回はゼロちゃんが初登場だよ!先輩の私がしっかりしなくちゃね!
登場人物紹介
家庭用コピー機と業務用コピーの違いってなに?
ねぇねぇ、ゼロちゃん!
な、なによ
ゼロちゃんも今日から相談室デビューだね!緊張する?
べ、別に…全然へーきだし!
大丈夫!先輩の私がちゃーんと教えてあげるからね?
な、なによえらそーに!あ、あんたなんかに教えてもらわなくても…
では、今回は新しく入ったゼロさんのために基礎からおさらいしておきましょう!
わっ、あ、あんたいつのまに?
ゼロさん。よろしくお願いします。
よ、よろしく…
基礎ってどんな内容?
今回は家庭用と業務用コピー機の違いについて考えてみたいと思います。
よろしくお願いしまーす!
あ、あたしは知っているから別にいいけど…仕方ないから付き合ってあげてもいーけど?
価格の比較
まず、業務用と家庭用の価格を比較してみましょう。
家庭用コピー機と業務用コピー機の価格の比較
本体価格 | 消耗品コスト (トナー・インク) |
トナー容量 | |
---|---|---|---|
家庭用 A4カラー複合機 |
約4万円~ | 高い (1本あたり約1,000~2,000枚) |
少ない |
業務用 A3カラー複合機 |
約70万円~ | 安い (1本あたり約7,000~15,000枚) |
多い |
※一般的なA4対応の家庭用カラーコピー機とA3対応の業務用カラーコピー機での比較です。
■価格の違い
家庭用のコピー機は性能は業務用に及びませんが、低価格で導入できる一番のメリットです。
新品の業務用のコピー機は、100万円以上する機種も多く導入費用が高くなります。また、リースで導入する場合は新品で一括で購入するより合計費用は高くなります。
そのため、中古で業務用を導入するという選択肢もあります。中古の場合、業務用でも数万円台で導入することもできます。
消耗品では家庭コピー機は本体が小型ですので必然的にインクも小さくなり容量も少なくなります。業務用コピー機のトナーは家庭用に比べ大きく頻繁に1本で大量に印刷できます。
へー。本体は家庭用の方が随分安いんだねー。
そうですね、家庭用コピー機の一番の特徴は導入費用が安いということですね。
家電量販店でも販売されているので容易に購入することができます。
でも、消耗品は業務用の方が安いのね。
ええ、家庭用コピー機の印刷コストは業務用の約3倍と言われています。
沢山印刷するとランニングコストが高くなってしまいますね。
それに、家庭用の消耗品は容量が少ないから、すぐに無くなりそうだね。
はい、家庭用のコピー機に用いられるインクの容量は少なく、すぐに交換が必要になってしまいます。
一方、業務用コピー機のトナー容量が多く長持ちします。
耐久性と印刷速度の比較
では、次に耐久性を比較してみましょう。
家庭用コピー機と業務用コピー機の耐久性の比較
耐久性 | トラブル | |
---|---|---|
家庭用 A4カラー複合機 |
低い | 多い |
業務用 A3カラー複合機 |
高い | 少ない |
※一般的なA4対応の家庭用カラーコピー機とA3対応の業務用カラーコピー機での比較です。
■耐久性の違い
家庭用コピー機は個人で事業をされている方や小規模なオフィス向けに設計されています。大量に印刷することを想定していないので耐久性は高くありません。
一方、利用人数が多いオフィスにおいて頻繁にトラブルが起きてしまうと仕事が進みません。業務用コピー機は複数人が大量に印刷しても大丈夫なよう頑丈に作られているのです。
家庭用のコピー機は、一般のご家庭で仕事をされる方や小規模オフィス向けに作られていますのであまり耐久性は高くありません。
そうよね、普通の家でそんなにたくさん印刷しないわよね。
ええ、一方業務用のコピー機は印刷する枚数や使用する人数も多いのでトラブルが起こりにくいように設計されています。
トラブルってどんなトラブル?ゼロちゃん?
えっ、そ、それは、あれよ…か、紙が詰まったりとか?
そうですね、コピー機は使えば使うほど機械に負荷が掛りますので使いすぎると紙詰まりなどトラブルが起きやすくなってしまいます。
ゼロちゃん。すごい…!
こ、このくらい、とーぜんよ!(ほっ)
対応用紙サイズ、給紙可能枚数の比較
対応用紙サイズ、給紙可能枚数、印刷速度の比較
最大用紙サイズ | 給紙可能枚数 | 印刷速度 | |
---|---|---|---|
家庭用 A4カラー複合機 |
A4 | 少ない (1段 50~100枚程度) |
遅い (5~20枚程度) |
業務用 A3カラー複合機 |
A3 | 多い (1段 500~600枚程度) |
速い (18~40枚以上) |
※一般的なA4対応の家庭用インクジェットカラーコピー機とA3対応の業務用レーザー方式のカラーコピー機での比較です。
■最大用紙サイズ
家庭用の小型コピー機は最大用紙サイズがA4サイズのものがほとんどです。
一方、業務用のコピー機の多くはA3サイズまで対応しています。オフィスで使う場合、資料だけでなく社内の掲示物を大きいサイズで出力することも出来ます。
■給紙可能枚数
小型の家庭用コピー機は給紙可能枚数が少なく印刷枚数が多い業務には適していません。また給紙カセットは1段または2段程度がほとんどです。セットしていない用紙を使う場合はカセット内の用紙を入れ替えなければなりません。
業務用コピー機は1段にセットできる枚数が多く、4段カセットのタイプ場合は、A3、A4、B4、B5などそれぞれのカセットに異なるサイズの用紙をセットしておくこともできます。
■印刷速度
家庭用コピー機の多くに採用されているインクジェット方式は印刷速度が遅いため、会議の資料など大量印刷には適していません。対して業務用コピー機に採用されているレーザー方式は印刷速度が速く中には毎分50枚以上の印刷が出来る機種もあります。また、消耗品のトナーも安いのが特徴です。
家庭用はあまり紙をセットできないんだね。
すぐに紙がなくなって何度も用紙をセットするのは面倒ね。
最近は家庭用の機種でも給紙カセットが複数利用できる機種もありますが、業務用に比べ給紙可能枚数が少ないのが一般的ですね。
それに家庭用は随分と速度が遅いわね。大量の印刷だと時間がかかってしまうじゃない!
はい、家庭用コピー機の多くはインクジェット方式を採用していますが業務用のレーザー方式に比べると印刷速度が遅いんです。
たくさん印刷するオフィスだと仕事が進まないよー
はい。手間や時間がかかりビジネスチャンスを逃してしまうなんてことにもなりかねません。安心、快適さを優先するなら業務用の方が安心ですね。
まとめ
いやー、最初は家庭用の方が安いから会社でも家庭用コピー機使えばいいじゃんって思っちゃったよ。
あ、あんたねー。ほんとにシャープのコピー機の妖精なの?
ゼロさん、いかがでしたか?家庭用と業務用コピー機の違い分かりましたか?また一緒に勉強していきましょう。
べ、別に私は大体知っていたけど…ま、まぁ、どうしてもって言うなら付き合ってあげてもいいけど?
家庭用コピー機と業務用コピーの違い
■導入コスト、ランニングコスト
家庭用のコピー機は数万円で購入できるものが多い。消耗品のインクの容量が少量で印刷できる枚数が少ない。
業務用コピー機は50?100万円以上と高額、消耗品トナーは大容量で大量に印刷できるため低コストで運用可能。
■耐久性の比較
家庭用コピー機は印刷枚数が少ない方向け耐久性は低く大量に印刷するとトラブルが起きやすい。
業務用コピー機は印刷枚数が多い方向けで耐久性が高くトラブル発生が少ない。
■最大用紙サイズ、給紙可能枚数の比較
家庭用インクジェット方式のコピー機はA4対応機が多い。給紙可能な枚数が少ないため補充の手間がかかる。
業務用のレーザー方式はA3まで対応している機種がほとんど。給紙できる枚数も多いので用紙補充の手間が少ない。
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